湖北にある山本山という山には、20年以上前から毎年冬になると渡ってくるオオワシが棲みついています。
もうかなりのおばあさんワシで、健康が心配されるのですが、今年も元気な姿が見れるとのことで、その姿を見るのが今回の探鳥会の一番の楽しみでした。
野鳥センターから東にまっすぐの道の突き当りに山本山があります。
そこに行くまでの間にもいく種かの猛禽類が空を舞っていました。
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これは、トビ。
人里でいたずらをするのであまりいい印象を持たれていませんが、下から見上げると大きな羽根の模様がすごくきれいです。
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優雅に堂々と飛んでいました。

こちらはトビより少しちいさなタカで、ノスリ。
ペアで舞っています。
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下から見上げると白っぽくて羽根先だけが黒いのが特徴です。
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さて、肝心のオオワシは…
この山のどこかにいますよ(笑)。
すぐ近くにハヤブサもいるようです。
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オオワシは普段この山の中腹にじっととまって琵琶湖を眺め、エサを狙っているそうです。
こんな遠くから琵琶湖にいる魚や水鳥を狙えるというのですから、恐るべき視力ですね。
めいっぱいズームすると。
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曇天、三脚なしのブレブレ画像
修行が足りませんね
機材のせいにしたりして(笑)
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デジコンを効かせてこれが限界。
黄色いくちばしが目立ちます。

この山のふもとにはこの時期各地からオオワシファンが集まってくるようですが、この日も大砲のような超望遠のレンズを構えたカメラマンが、飛び立つ瞬間を待ってたくさん集まっていました。
途中でパトカーが農道に車を停めないよう注意に来たほどの人気です。
寒い中しばらく待っていましたが、オオワシばあさん、ときおり首を左右に動かすだけで残念ながら飛び立つことはありませんでした。
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↑ で、そのすぐ近くの木にとまっていたのはハヤブサ。
これを見つけた人もこれを見てハヤブサとわかる人もすごいですねえ。
尊敬いたします。

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↑ ちょっとバチ当たりなトビくん。
まあ、これだけ近いとブレなくていいんだけどね。
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人と野鳥が共存できる里を見守る六地蔵。

カメラも野鳥の知識もまだまだ修行が足らんなあと実感した有意義な探鳥会でした。
最後の鳥合わせでは本日50種以上の野鳥を観察したことが確認されました。
めずらしいところではクロサギ、アメリカヒドリ、ハヤブサ、ニュウナイスズメといったところでした。
野鳥の会や野鳥センターのスタッフ皆さん、ありがとうございました。