林住期日記・・・北の森から(準備中)

『私が森に行って暮そうと心に決めたのは、暮らしを作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に実は本当は生きていなかったと知ることのないように。暮らしが私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。私は、暮らしとはいえない暮らしを生きたいとは思いません。私は今を生きたいのです。 』 (ソロー『ウォールデン 森の生活』 今泉吉晴/訳 ) 

2020年08月

この前の記事でウミネコかカモメ(オオセグロカモメ)かということを書きましたが、今日、うまい具合にこの2種のツーショットを撮ることができました。
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この右向きの二羽がそれです。
上がオオセグロカモメ、下がウミネコ。
どうやって見分けるかというと。
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くちばし先端の赤い模様が下にだけあるのがオオセグロカモメ。
ウミネコはくちばしの先が赤黒のツートーンです。
そして足がピンクなのがオオセグロカモメ。
黄色い足がウミネコです。
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クチバシはこちらの方がわかりやすいですね。
これはウミネコです。
目もなんとなくネコっぽい(笑)。

はい、この本からの受け売りです。
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この本、とてもわかりやすいですよ。おすすめ。
大型版と文庫版の2種類出ています。

↓ オマケ
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コゲラ
恥ずかしがりやですぐに木の裏に回ってしまうので撮るのがひと苦労。

海で野鳥観察もなかなか面白い。
アオバトはいないけど…。

おや、すぐ沖の岩の上に何かいるぞ。
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ん?あれはサギのように見えるけど。
アオバト…じゃなくてアオサギ?
でも、海にアオサギっていたっけ?

あっ、飛んだ!
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この飛び方はどう見てもアオサギでしょう。
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んー、アオサギ。
ここは琵琶湖か?
いや、北海道の海のはず。
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調べて見ると、海の沿岸部にはアオサギが結構いるそうです。
そりゃ、海は獲物も多いだろうけどね。
それなら海鳥になったら?と思うけど。
ま、いろいろ事情もあるのでしょう。

↓ オマケ
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今年も庭にヤマユリが咲きました。

↓ オマケ2
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水を飲むエゾリー。

最近アオーアオーという鳴き声が海の方からよく聞こえる。
海鳥が鳴いているのかと思っていましたが詳しい人に聞くと、あれはアオバトの鳴き声だとのこと。
アオバトと言えば、京都岡崎の動物園で見たことがあるぞ(笑)!
鳩とは思えないあの神秘的な緑色!
野生のアオバトをぜひ見てみたい!

でも、鳩がなぜ海にいるのか?
それはミネラルを摂取するために海水を飲みに来るからとのこと。
しかも群れで来ることが多いというので、これは見ないわけにはいかない。

いざ、海岸へ
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いませんねえ

ウミウならいるんですけどねえ
二羽で何を見あげているのでしょう?
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よじのぼっているヤツもいる(笑)
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これはカモメかウミネコか?
カモメの多くは冬鳥なので夏に見かけるのはウミネコ…
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というのは関西の話で、北日本にはオオセグロカモメというのが周年います。
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たぶん、これはオオセグロカモメでしょう。

ということで肝心のアオバトの姿はありませんでした
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今日も海の方からアオーアオーという鳴き声が聞こえてきます。
いったいどこにいるの?

ちょっと前のこと。
どれぐらい前かというと、ちょうど強盗キャンペーン、いやgo to trouble、いやgo to travelキャンペーンが始まったばかりのころ。
私は、雨の中、知床のキャンプ場に滞在していました。

コロナ禍で存続の危機に直面しているウトロのクルーザー(小型観光船)に応援の気持ちも込めて乗ってきました。
ここのクルーザーには10年ほど前に初めて乗り、その時はルシャ海岸でヒグマを見ることができてとても感動したという経験があります。
今回は硫黄山コースという少し短いコースに乗りました。
目的はケイマフリ(アイヌ語で赤い足)。
北海道では天売島と知床のウトロ周辺にしかいない絶滅危惧Ⅱ類の海鳥です。
はたして見ることができるでしょうか?

天気はここ数日雨続き。
この日はなんとか雨は上がったものの海の波は結構高い。
波の状況で途中で引き返すかも、という条件での乗船になりました。

フレぺの滝を過ぎたあたりの崖の上にオジロワシがいました。
オジロワシも絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けています。
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すぐ後ろにはカラスが。
カラスはオジロワシの獲る獲物のおこぼれを狙っているようです。
船が揺れるので写真を撮るのもひと苦労。
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あ、はばたくのかな?
と期待したのですが結局ずっとこの岩の上にとまっていました。

ケイマフリの姿はなかなか見えません。
ウミネコやウミウはいくらでもいるのですが…

あ、なにかちっちゃな集団が海面に浮かんでいる!。
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遠くて、さっぱりわからないけど、ウミウではなさそう。
ひょっとしてこれがケイマフリ?
なんとなくそんな気がする。
で、思いっきり鳥見んぐ、いやトリミング。
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おー、赤い足は見えないけど、パンダのような目!
ケイマフリと認定
いやー、よかったよかった
まあ、まじかには見れなかったけど、全然見れなかったよりはずっといい。
次は天売島かな。
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↑ フレぺの滝(接近しすぎて望遠レンズでは全景が撮れません)
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↑ カムイワッカの滝

波は高かったけど、途中引き返すことはなく予定通りのコースを乗せてもらいました。
知床のクルーザーがんばれー!

セミの抜け殻は山ほどあるのに、殻を抜ける瞬間はなぜか見ることがありません。
早朝に羽化すのるのだと思い込んでいたのですが、今日の夕方偶然見つけました。
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羽化の瞬間、セミは白いんですね。
羽根も小さなものがちょこんとついているだけです。

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このまま逆さに落ちて行かないかと心配になります。
時は日没前。
調べて見ると羽化の時間は早朝ではなく日没後ということでした。
このセミ、少し気が早いのでしょうか。

真っ暗になった20時ごろにもう一度見に行くと
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無事に羽化完了していました。
あんなに白かったのにどんどん成虫の色に近づいています。
アブラゼミですね。
今夜大雨の予報ですが、明日の朝には無事飛び立つでしょうか。

おまけ ↓
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逆さ留まりのゴジュウカラの幼鳥。

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