林住期日記・・・北の森から(準備中)

『私が森に行って暮そうと心に決めたのは、暮らしを作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に実は本当は生きていなかったと知ることのないように。暮らしが私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。私は、暮らしとはいえない暮らしを生きたいとは思いません。私は今を生きたいのです。 』 (ソロー『ウォールデン 森の生活』 今泉吉晴/訳 ) 

2020年03月

先週の金曜、土曜のこと。
小畑川で、今年が初めてとなる桜のライトアップが企画されていました。
おりしも新型コロナウイルスでの自粛要請真っ最中のとき。
二条城や府立植物園のライトアップの中止が発表された直後。
非情にも冷たい雨が降り、本当にやるのだろうかと心配したのですが、
やっていました。
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午後20時過ぎ。
食後の散歩中、橋の上から傘を差しながらスマホでパチリ。
ほとんど人影はありません。
とにかく寒いので早々に退散。
今年は運が悪かったとしか言いようがありません。
運営された方お疲れさまでした。
来年からは盛り上がることを期待しましょう。

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その小畑川、河川敷の木の撤去が進み、野鳥たちにとっては棲みづらくなったのでは。
と思っていましたが、その後もカワセミの姿は結構見かけます。
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いつまでもカワセミにとって暮らしやすい環境であってほしいものです。

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ジョウビタキもまだいました。
これはメス。
目がかわいいですね。
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こちらはオス。
まもなく北へ帰っていくことでしょう。
冬の滞在中に様変わりしてしまった小畑川。
来シーズンは来てくれるでしょうか?

写真には撮れませんでしたが、先日小畑川に浮かぶカワアイサのペアを見かけました。
残念ながら見かけたのは一度だけです。
今シーズンはもう見られないかな。

2~3日前からツバメが舞っています。
人を襲うコロナをよそ眼に、鳥たちは粛々と自然の流れに従って生きているようです。


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アオサギが踊っています。
あまりの天気のよさに踊らざるをえなかったのでしょうか(笑)
ここは御所の中にある宗像神社の屋根の上。
近くに厳島神社の九條池があり、そこに棲みついているアオサギのようです。
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踊っているように見えるのは、実は飛び立とうとしているところ。
青空に映えますね。
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ツルは首を伸ばして飛ぶ、
サギは首を縮めて飛ぶ、と言われますが
なぜかこのアオサギは首を伸ばしたまま飛んでいました。
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風になびくチョンマゲと胸毛(笑)
御所の守護神のような貫禄があります。
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守護神さまのお通りです(笑)。

この日(3月12日)の御所は、平日にもかかわらず親子連れが目立ちました。
新型コロナで休校になっているからでしょう。
家にこもらずこういうところでのびのび過ごすのがいいですね。
外国の観光客は相変わらず激減しているようでした。
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梅はピークを過ぎ、桃の花がきれいです。
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ミツバチも働きだしました。
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相変わらず騒々しいヒヨドリ。
もうじき顔中を桜の花粉だらけにすることでしょう。
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凛々しいツグミくん。
北へ帰る日が近づいてきたかな。

この日もお目当てのトラツグミは見つかりませんでした。
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↑ 守護神その2

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ソメイヨシノはまだまだですが、しだれ桜が綺麗でした。

この日は朝から快晴
世間はコロナウイルスで外出自粛ムードだが、こんなに天気が良ければ外出欲が押さえられない。
閉鎖空間ではなく、換気もよく、人口密度の少ないところは…。
そうだ植物園に行こう。
きっと空いているはず。
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しかし同じことを考える人は多いようで、思ったより賑わっていました。
まあ、梅も見ごろだし、この青空なら当然かな。
卒業式がなくなってしまった大学生のグループとかも結構来ていました。

北門の近く、高い木の上に何かとまっています。
黒いアイラインに鋭く光る眼。
スタイリッシュなちょんまげヘヤー。
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レンジャクですね。
尾の先が赤ければヒレンジャク、黄色ければキレンジャク。
これはどちらかな?
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ヒレンジャクでした。
レンジャクは連雀と書き群れる鳥なのですが、この日は数羽しか見かけませんでした。
多い日は百羽を超える群れがこの植物園に出現するようです。

園内の半木神社の池に行って見ると。
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仲良さげなマガモのカップル。

↓ と、突然水中から出現。な、なんだこいつは?
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カイツブリでした。
こんな小さな池にもいるんですね。
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冬は夏に比べて羽根の色が全体に淡くなります。
余計に可愛く見えますね。
なにか獲物を見つけたかな。
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さて、この池にはヌシのようなアオサギがいるはずなのですが。
池の中には姿はなく、上を見上げると木のてっぺんにいました。
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3羽います。
真ん中にいるのは幼鳥。
両となりが親鳥のようです。
何をしているのかな。
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あっ、飛んだ。
地面に降りてくる。
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木の枝をさがしてくわえました。
枝とチョンマゲがシンメトリーでおもしろい。
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そしてフライト!
枝をくわえたまま木のてっぺんへ向かいます。
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木の上で待つもう1羽にバトンタッチ。
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どうやら巣材を運んでいたようです。
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この二股のところに巣をつくっているようです。
見事な共同作業。
いつのまにか幼鳥がいなくなりました。
遊びに行ったのかな?

この日はなぜかカラ類とかの小鳥はあまり見かけませんでした。
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これはツグミに似ていますがおなかの斑点が茶色いので、
亜種ハチジョウツグミかもしれません。
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ジョウビタキもそろそろ北へ帰る準備かな。
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早咲き種の桜がきれいです。
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可憐ですね。
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いよいよ春本番。
早くコロナ騒動が収束して欲しいものです。
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平和いちばんにゃあ

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