林住期日記・・・北の森から(準備中)

『私が森に行って暮そうと心に決めたのは、暮らしを作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に実は本当は生きていなかったと知ることのないように。暮らしが私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。私は、暮らしとはいえない暮らしを生きたいとは思いません。私は今を生きたいのです。 』 (ソロー『ウォールデン 森の生活』 今泉吉晴/訳 ) 

2019年06月

小畑川ではよくカメを見かける。
カワセミやホタル同様、昔より最近の方が多く見かけるようになった気がする。
これも自然が回復してきた証拠なのだろうか。
しかし、カメの場合ちょっと事情が異なるようだ。
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ほほえましいイシガメのファミリー。
のように見えるが、実は違う種類のカメも混じっている。
いちばん右上のカメを拡大してみた。
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目の下、耳のあたりを注目。
赤いラインが入っている。
日本の固有種にこういうカメはいない。
これはアカミミガメ、正式にはミシシッピアカミミガメ。
アメリカからの外来種で、子どものカメはミドリガメと呼ばれる。
大人になると甲羅の色も黒くなり、幼少のころの面影はない。。
どうやら左下の方にいる3匹もアカミミガメのようだ。
真ん中と一番左端にいるのがイシガメ(二ホンイシガメ)だろう。
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二ホンイシガメの首にはなんの模様もない。
いかにも日本の固有種らしい地味さが漂っている(笑)。
顔つきも愛嬌があるように感じるがひいき目だろうか。

最近ではカメと言えば、二ホンイシガメではなくミシシッピアカミミガメの方がポピュラーになってしまった。アメリカザリガニが二ホンザリガニを駆逐したように…。

私の少年時代、ミドリガメが大流行した。
お祭りの露天や少年雑誌の通信販売などでも売られていた記憶がある。
緑色でかわいいので子どもたちのペットとして飼われたが、カメの寿命は恐ろしく長い。
飼い続けられなくなった多くのミドリガメが川や池に放たれたのだろう。
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これは先日、小畑川堤の散策路で発見したカメ。
川から堤まで結構な勾配があるが、よじのぼってきたのだろうか?
カメはなぜかこういう行動をし、田んぼや用水路から国道に這い上がってきて車にひかれたりする。
鈴鹿サーキットでも場内の池からカメがコースに出てきて、レーサーがひやひやするという話を聞いたことがある。
無事に帰れよと声をかけて写真に収めたが、やはり目の横に赤いラインが入っていた
固有種の生態を脅かすものとして、やがて駆除の対象とされるのだろうか?

ミドリガメを飼う人は40年間面倒を見る覚悟が必要だ。






カワセミの子育て騒動も落ち着いた小畑川。
今度はホタル(ゲンジボタル)の出番。
地域の人々によってこういう看板もつけられている。
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6月13日の夜20時半ごろ見に行ったところ、飛んでる飛んでる!
うじょうじょとまでは行かないがそれに近い状態。
京都市内の平野部の川としては珍しい現象かもしれない。

ホタルの生育条件は次の通り。
確かに近年の小畑川は地域の人たちの努力もあって、
こういう条件が満たされてきたように思う。
10年ほど前、
当時飼っていた犬を連れて毎晩のように小畑川を散歩していたが、
ホタルの時期でも 2,3匹がチラリと飛んでいる程度だった。
それに比べると今の状態は群舞と言える。
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洛西大橋の上から上流(ラクセーヌ方面)を眺めるとこんな感じ。
京都市内の河川としては北区や左京区の山間部を除けば、
こういう様相の河岸は珍しいと思う。
治水との兼ね合いもあるだろうが、どうか伐採しないで欲しい。
(この下流では一部伐採されている)
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このすぐ左手にデパート(ラクセーヌ)があるとは思えない(笑)。

洛西ニュータウンもオールドタウン化しており住民の高齢化も進んでいるが、
リタイヤした高齢者の皆さんを中心に環境保全の取り組みが進んでいるように思う。
カワセミやホタルに出会え、自然の中で子育てができる街として、
また若い人たちにも戻ってきてほしい。

ホタルの写真はありません



いつもの場所にカワセミのヒナの姿はなし。
少し下流に行ってみると一羽の幼鳥発見。
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風に吹かれて少し寂しそう。
と思うのは人間の勝手な感傷かな。
どうやら親鳥の給餌から自立したようだ。
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しばらくすると対岸へ。
なんとなく凛々しい(笑)。
そしてどぶんとダイブ。
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はい、みごと魚をゲット。
(ピンボケ御免)
カワセミの幼鳥はある程度成長すると
親鳥はわざとエサを見せるだけで与えなかったり、
最後は喧嘩をして追い立てて自立させるそうな。
えらいね。



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