林住期日記・・・北の森から(準備中)

『私が森に行って暮そうと心に決めたのは、暮らしを作るもとの事実と真正面から向き合いたいと心から望んだからでした。生きるのに大切な事実だけに目を向け、死ぬ時に実は本当は生きていなかったと知ることのないように。暮らしが私にもたらすものからしっかり学び取りたかったのです。私は、暮らしとはいえない暮らしを生きたいとは思いません。私は今を生きたいのです。 』 (ソロー『ウォールデン 森の生活』 今泉吉晴/訳 ) 

長かった宮仕えをリタイヤし、さあ人生のリ・スタート。
若いころ鉄馬で駆け回った北の大地に移り住み、森の中に庵を構え、「林住期」をエンジョイしようとたくらんでいます。

北海道に戻ってきました。
フェリーで夜8時半に苫小牧に上陸。
いつもならそのまま高速を走り深夜に到着するのだが、
今回は紅葉を楽しみながら帰りたいので苫小牧で一泊し、
翌日ゆっくりと道南へ移動することに。

この時期ぜひ行きたかったのがニセコの神仙沼。
湿原に生える草が紅葉して黄金色に輝いているらしい。
が、この日は天気がいまいち。
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これを黄金色と言えるのか

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まあ、でもなかなかいい感じ。

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少しだけ青空が。

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神仙沼そのものはこんな感じ。
晴れていたら青空が水面に映えて素晴らしい景色になったはず。
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沼の周りの木立は針葉樹が多く、あまり紅葉は楽しめない。

帰路、洞爺湖を望むカフェで
ヤギのYUKIちゃんに挨拶してきました。
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後ろに見えるのは羊蹄山。

京都の洛西地区ではフジバカマというキク科の多年草の保全活動が行われている。
この花は古くから大原野に自生していて、源氏物語の「藤袴」の巻名にもなっているが、いまや準絶滅危惧種に指定されている。
挿し穂で増やされたこの花が、小畑川の河川敷で満開になっている。
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この花の蜜を吸いにアサギマダラというチョウがやってくる。
このチョウは日本列島を北から南へ、時には台湾のあたりまで行き来する旅するチョウらしい。
まあ、めったに見れることはないだろうと思って行ったところ、運よく見ることができた。
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こんな優雅なチョウがツバメのように旅をするとは驚く。
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これは小畑川に掲げられていた看板。
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洛西も先の台風で倒木が多く、毎日チェーンソーの音が響いているが、徐々に撤去が進み公園も落ち着きを取り戻しつつある。
ポンポン山の登山道は倒木のため閉鎖されているらしいが…。

京都に帰ってきています。
北海道に戻るのは紅葉のころの予定です。

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毎年今の時期見に行ってた琵琶湖桂浜のヒガンバナ。
今年は大変なことになっていた。
数年前の大雨の時も琵琶湖が増水し、
桂浜全体が水没したことがあったが、
今回は暴風による倒木の被害が甚大だ。
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このあたりはクルミの木の自生地でもあり、
ヒガンバナの時期には同時にクルミ拾いも楽しむことができた。
そのクルミの木がのき並み倒されている。
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去年も琵琶湖は台風の直撃を受け、
湖西では道の駅の屋根が吹き飛ぶなどの被害があったが、
湖畔の木がここまで倒されることはなかった。
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重機を入れれば浜を踏み固めることになり、
倒木の撤去はなかなか進まないかもしれない。

今週末、新たな台風が列島を縦断しそうな気配。
京都のわが家の瓦もまだ補修できていないのに。
困ったものだ。

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